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Murashima Yuka

参加目的・背景

 実を言うと、私は参加する1年ほど前まで将来は専業主婦になりたいと考えていました。「男は外で働いて、女が家で家庭を守る」という先入観を持っていたからです。しかし、大学三年生のゼミで秋枝しょう子先生について書かれた『後に続く女性たちへ』という本を読み、考えが180度変わりました。女性が社会で働けるように道を拓き、開かれた門戸が決して閉ざされることのないようにと生涯をかけて尽力されてきた女性がいることを知り、私は「このままじゃだめだ」と強く思いました。それと同時に、過去の私を含めた多く女性が男女役割分担など古い価値観や先入観に基づいて将来を選択していることに危機感を感じました。

 現在、女性の社会進出が盛んに謳われていますが、一方で専業主婦を希望する女性の割合も年々増加傾向にあります。「なぜこのように社会と若い女性の意識にギャップが生じるのか?」「どうすれば本当に女性が輝く社会を実現できるのか?」「私にできることは何だろうか?」このような疑問に対するヒントを掴みたくて、応募を決意しました。

 

 

感想

ニューヨークでの日々は、21年の人生の中でもっとも濃く充実した2週間でした。私はここで、日本では感じたことのないような情熱に触れました。女性の地位向上を実現するために世界中からこれだけ多くの人が集まっているということに圧倒されました。誰もが熱い思いを胸に、「世界を変えていこう!」という意識をもって参加されていました。

私は参加に当たって目標を立てていました。それは「女性を古い常識から解放し本当に女性が輝く社会を実現するために、私たちにできることを見つけて日本に持ち帰る」という目標です。様々なイベントや学生同士の会話の中から、一人ひとりの意識改革が重要であると感じました。そして、私ができることは、ニューヨークでの学びや経験を日本で伝えることだと考え、帰国後には講演などお話をさせていただく機会を積極的にいただいています。

2030年の社会の理想像

 「男女ともに家庭も仕事も大切にできる社会の実現」

これが私の2030年までの目標です。例えば、子どもを育てたいからキャリアアップを諦める、仕事を優先するために結婚や出産を諦める、仕事が忙しいから家族と過ごす時間がない。こういった「諦め」が必要ない社会。誰もが仕事もライフイベントも、本当に望む選択肢を選ぶことができ、それを周りも快くバックアップしてくれる社会を実現したいです。まだ細かい計画は未定ですが、在学中には、学生に対して男女ともに社会の責任も家庭の責任も両方を担うキャリアパスを描けるようなイベント型のセミナーをしたいと考えています。

 

 

次のインターンへのメッセージ

 「The world needs a change. It cannot change itself. It's me, It's you, It's all of us who have to bring that change.(Malala Yousafzai)」日本の将来をこれから創っていくのは私たち若い世代です。BPWの方々やインターンシップの仲間からの言葉や刺激を沢山もらって、成長し、「自分だからこそ、できること」をぜひ見つけてください!

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