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​Nakao Minami

参加目的・背景

 一番大きなきっかけは、同級生の西鍋早葵さんが一年生の時に参加していたことです。以前から国連にいつか行ってみたい、女性の会議に参加してみたいとぼんやりと思っていたことに、現実味が出て思い切って応募しました。小さいときからキュリー夫人、マザーテレサ、津田梅子が好きで、中学生の時から岡田育、ジェーンスー、雨宮まみなど女性ライターが描く女性問題に関心を持ち始めました。

 

 

感想

ずっと一人で女性問題に関する本を読み、考えるだけでしたが、はじめて生の会議に参加し、意見だけでなく雰囲気を知ることができてとても感動しました。本当に多くの人が関心を持っていることに勇気をもらった気がしました。また、女性問題に対する「怒り」だけでは終わらず、なぜか、特にどうしたらよいかを冷静に話し合っていたことに、自分の至らなさを痛感しました。「怒り」も大切だけれど、解決のためにどうしたらいいかを政府任せにせず一人ひとり考えることの大切さを学びました。

 また、これほど多くの会議、イベントで出会いを経験してわかったことがあります。問題解決は一人でできないこと、誠実であることの大切さです。問題解決には労力としての人手がいるという意味だけでなく、多くの人と話し合うことで素晴らしいアイデアが生まれ、それが解決につながるのではないかということです。一人のときには考えなったことも、誰かの話を聞いていることで思い出したりつながったりする、それを毎日のように体験しました。また、自分が誠実であることで、誰かが私にアイデア、意見を言いやすくなり、協力してくれることも体感することができました。

 どうしたらよいか考えること、誠実であること。私がこれからジェンダーに関して活動していく際だけでなく、今後人生を送るにあたって大切な教訓をこのインターンで得ることができました。

 最後に引率者の皆様、インターン生には多大なる感謝を申し上げたいと思います。まことに、ありがとうございました。

2030年の社会の理想像

 意思決定の場の女性の数が、全体の半数近くまで増え、また発言権がある社会になっていてほしいと思います。また35歳の私が、自分のやりたいことを、楽しく快適にできているとうれしいです。その当たり前の社会が実現できているように今後活動していきたいと思います。

 

 

次のインターンへメッセージ

 インターン中はきっと毎日がわからないことの連続だと思います。だからどうか「わからない」ことを受け止め、周りの素晴らしいプロフェッショナル達に質問してほしいです。たくさんのプロフェッショナルに接して、皆さんのインターンはかならずや充実したものになると思います。健康に気を付けて!

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